肩電動義手の現状と課題

肩離断者においては上腕切断者以上に義手の定着率が悪い。

重量や、暑さなど装着時の不快感の影響がより強くなるからである。

そのため、肩離断者においては義手を使わない選択になりやすい。

しかし、両側の肩離断者であれば機能的な義手の必要性は高い。

肩能動義手では体内力源として利用できるのは肩甲骨の可動域と筋力だけであり、これだけでは肘の屈曲とハンドの開閉を同時にかつ十分成り立たせることは困難である。

そのため肘とハンドを電動で動かすことが必要となる。

しかしながら現在厚生労働省に認可されている完成用部品の中に実用的な電動肘は存在しない。

肩電動義手の発展のためには欧米で普及している部品を日本でも使用できるようにすることが一つの課題である。

また、肩離断のような高位切断の場合、筋電位を採取できる部位も限られてくる。そのため筋電義手をより機能的に操作するために、欧米ではTMR(Targeted Muscle Reinnervation)のような外科手術も発展してきている。しかし、日本で行うには解決すべき問題もあり、普及についてはまだ未知数である。

「考えるだけ」で指先まで自由に動かせるロボット義手が開発される

腕を失ってしまった人が「こう動かしたい」と考えるだけで指先まで動かせる義手がジョンズ・ホプキンス大学で開発されているのですが、2014年12月17日に、初めて肩から先がない男性が義手をつけて腕を上

 肩電動義手では上記のようなものが開発されているが、これは米国での研究段階のものであり、日本でここまでの電動義手を作っている研究機関は今のところない。